プラント四方山話 シリーズ第9弾

2025/10/22

プラント四方山話
シリーズ第9弾
ノーベル生理学・医学賞受賞
おめでとうございます
ってことで・・・今回のコラムは
免疫制御とプラント制御

 

プラント四方山話 免疫制御とプラント制御

坂口 志文さん
ノーベル生理学・医学賞受賞
誠におめでとうございます!!


受賞理由が免疫系の制御性T細胞の発見とのことで
我々一般人には全くわからないが、
制御というワードはプラントでもよく使われているのでちょっと一言 
 
最近では制御と言えばPLC(Programable Logic Controller)を
使いこなせるエンジニアを指しますが、本来はプラントの制御対象となる設備の温度や流量を所定の目標値に如何に制御するかを検討するのが制御エンジニアの役目となります。 
 
制御性T細胞はウイルスを攻撃する細胞が攻撃性が強くなり良性の細胞まで傷つけるのを抑制する細胞とのこと 
 
プラントの制御においてもPID制御でそれぞれの係数を調整しますが、Pの値を大きくすると発散現象となり目標値から遠ざかりもとに戻れなくなります。 
またあまりにもPの値が小さすぎるといつまでも目標値に達しない状態になります。 
 

制御エンジニアは制御対象をモデル化しPIDの係数を最適に設定するかが腕のみせどころになります。 

 



人間をプラントに置き換えるのはおこがましいですが・・・
この「攻め」と「守り」のバランスを取ることが、
私たちの内面・外面にも必要不可欠なのだと、
制御性T細胞のニュースを通じて感じた次第です

 
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